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富士通 FMV A42DR   A4*シリーズ

写真のノートです 依頼されたときは電源は入るが真っ暗のままですとの事でした  届いて検査してみると 確かに電源は入るが真っ暗の状態ですが液晶反応が出ているのを確認そこで蛍光灯を斜めから当ててよく見ると表示が薄っすらと出ていました このシリーズに多い液晶パネル不良かマザーボード側のインバーター電圧不良と判断しました。

 

まずやる事は パネル自体の不良なのか マザー側の不良なのかを特定します 定番ですが液晶部分を分解しパネルを取り出します(お約束ですがバッテリーとACは必ず外して分解取出しを行って下さい) 今回のは LTN156AT05と言うサムソン製のパネルが点いていました この型番パネルはトラブルパネルと私は呼んでいますこのパネルは良くLEDバックライトが点かなくなるトラブルを起しますパネルの基盤不良ですが交換するしか有りません 今回のノートはマザー側不良でインバーター電圧が上がって来ていないと言う物でした。

判別方法ですが 液晶パネルのフレキコネクター端子の電圧測定 ヒューズの両端測定でパネル側かマザー側の判別が出来ます

コネクター部分のドライバーの先の3本の端子が 目的の端子となります 3本とも同じ

パターンに乗っていますのでどれでも良いので足に19Vの電圧が来ているかを確認します 写真は見やすいようにフレキ線を外していますが検査する際はきちんとフレキ線をはめ込んでください(バッテリー、ACを外している事を確認しておいてください)きちんとフレキ線をはめ込んで問題無い事を確認してから(斜めやはめ込み不良が在ると 直ぐ本体側をショートさせます) ACコネクターを本体に差し込んでください 現在発売されているほとんどのノートは 本体にACを挿すと 液晶パネルにインバーター駆動電圧19Vが上がるようになっています(もしACが15Vタイプだと15Vになります)電源を入れた入れないは関係ないです ACを本体に挿すと同時にパネルに電圧が流れるようになっています ですからパネルをいじる際は必ずバッテリー、ACを外して置いてくださいフレキコネクターの抜き差しの際はよくよく注意して下さい マザーをあっという間にショートさせます  話を元に戻しますが十分注意の上ACを本体に挿すと ドライバー先の3本に19Vが来ているかを計りますコネクター周りの金属ケースをマイナス 3本の足どれかをプラスで計れば確認できます もしこの段階で19Vが確認できなければ マザー側インバーター駆動回路のヒューズ不良と判断できます(フレキ線の断線も考えられますが滅多にこのケースは無いと思います)確認出来なければ 2段下をお読み下さい 

19V電圧が確認出来た場合は次にお進み下さい

今検査したコネクターの右側を見てください写真のように F2と部品番号が振られた部品を見てください 部品にPと刻印があります(ヒューズですので刻印が無い場合も有ります)パネル側のインバーター基盤のヒューズとなります 両端を交互に測定し両方とも19Vが測定できる場合は ヒューズは飛んでいないと判断できます(上からの続き作業ですのでACは指したまま) 両端に19Vが確認でき飛んで居ない事が判るとパネル不良と判定が付きます液晶パネルを交換するケースです。   もし片方に19Vは確認できるが反対側は出ていないとなるとこのヒューズは飛んでいると判断できますヒューズを治せば良い事ですがその前に隣のコンデンサーがショートして飛んでいると思いますまずコンデンサーを治してからヒューズを治して下さい  もし両端に19Vが確認できない場合は上の検査した足からこのヒューズまでのパターン配線が切れていることになります 直接ジャンパー配線で繋いでやれば治るはずです。

マザー側のトラブルと判断が点いた場合は 定番ですが本体分解しインバーター駆動電圧回路のヒューズを直します マザーを取り出しひっくり返さないと目的の場所が出てきません

ひっくり返して無線ランボードのそばを見てください(液晶フレキコネクターの裏側です)黒い部品で頭に0の刻印がある部品が見えます F4と部品番号が振られています此れが目的のヒューズとなります 切れているはずですテスターで検査してみて下さい(余談ですが無線ランボードの真下にも同じ部品が在ります こちら側はパネル表示系の駆動電圧ヒューズですこのヒューズが飛ぶと電源を入れるといきなり真っ白な画面表示で絵が出てこないだけど本体は起動していると言う状態になります)  ヒューズを治せば修理OKとなるはずです

念のため修理が完了した後二段上の状態まで戻したら 電圧がちゃんと出ているか確認して下さい マザー側液晶フレキコネクターの周りのビニールシートをめくるとドライバー先の端子が見えます 40番からの3本が駆動電圧端子です この状態でACを本体に挿すとこの3本に19Vが出てきます確認できればマザー側は治ったと判断できます

今治したヒューズ実は本体をばらさなくても見ることは出来ます 無線ラン基盤を外して奥を見ると(ドライバーの先)見えます かなり手先が器用でがんばれば分解しないでも直せるかもしれませんが 相当に難しい状態ですね。

マザー側のヒューズ修理をして組みなおしたのがこの写真です。このシリーズは何台も修理していますが パネルを交換するケースとマザー側の修理のケース6対4ぐらいの割合です。  又今回の修理は他のLEDパネルノートの場合も同じような事は言えますマザー側のコネクター回り裏表のどこかにインバーター駆動ヒューズと表示回路駆動ヒューズが付いています インバーター駆動ヒューズは本体にACを指したとたん電圧が掛かってきます(要注意事項)表示回路駆動側は電源をONにして起動してこないと電圧3.3Vは掛かってきません。

ご質問のさいは メーカー名、型番を明記下さい 一つの症状で型番がわかると

過去の経験から原因箇所の予想がしやすくなります 一つの症状から考えられる原因は沢山有ります 同じ型番の過去の経験が頼りと成ります。

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